【微要約AIシリーズ】チャットGPTとひも解く『最高の体調』鈴木祐 (著)

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この記事は、『最高の体調』鈴木祐 (著)(クロスメディア・パブリッシング(インプレス), 2018/7/13)をチャットGPTとひも解く内容となっています。

鬱って漢字を見るとね・・・、何かこの感じに意識が吸い込まれそうになるよね・・・

えっと・・・鬱なん?

早く心身健康になりたいなぁ・・・

注目ポイント
  • 狩猟時代にはなかった文明病
  • 文明病に対するアプローチ法
  • 古代と現代のミスマッチパターン
目次

はじめに・・・

『最高の体調』とは、現代人が抱える文明病を、狩猟採集民時代などと比較しつつ原因を抽出し、より汎用的な解決策を提供するものとなっています。

本書では、文明病のことを「近代社会の変化によって引き起こされる、現代に特有の病気や症状」と定義しています。


鬱病、肥満、散漫な集中力、慢性疲労、モチベーションの低下、不眠、弱い意志力、これらは全て現代人特有の文明病であり、根本的には同じものなのです。

その症状の程度はありますが、基本的にそのカテゴリーにあったアプローチ(やる気が出ない人には「自己啓発本」など)を当てはめます。

しかし、本書ではそれらの症状を網羅的扱いつつ、その奥にある本当の原因を突き止めて、より総合的なアプローチを科学的根拠のもと解説していきます。

文明病が起こる原理を理解し、文明病から抜け出すための助けになる一冊です。

狩猟時代にはなかった文明病

あなたは、こんな経験ありますか?

「明日は月曜日だな・・・」「なんか寝れないな・・・」「朝になっちゃった・・・」「会社行きたくないな・・・」「何もやる気しないな・・・」「今日もカップラーメンでいいや・・・」「最近ずっと疲れてるな・・・」。

毎日ずーっと体調がすぐれなくて、でもその原因は不明。

それ、「文明病」かもしれません!

本書では、文明病のことを「近代社会の変化によって引き起こされる、現代に特有の病気や症状」と定義しています。

例えば肥満は、食料を保存する術がない、毎日を自然の中で生きる狩猟時代にはない現象でした。

カロリーは生きるために最も必要なものなので、人類は高カロリーな食事をおいしいと感じる脳に進化してきました。

しかし、社会が豊かになるにつれて市場に食糧が溢れる状況になり、高カロリーな物をモリモリバクバクして肥満を作り出すような環境になってしまったのです。

そんな高カロリーを好むように進化してきた人間が、たかだか自分の意志だけでなんとかしようと思ってもそれは困難な道のようです。

社会が豊かになることの弊害は、思ったより重大みたいです・・・

文明病に対するアプローチ法

では、そんな文明病に対してどのようなアプローチ法を取ればいいのでしょうか?

本書では、そんな文明病を解決するための方法を以下のように示しています。

①自分が抱える問題について、どこに遺伝のミスマッチがあるのかを特定する。
②ミスマッチを起こしている環境を、遺伝的に沿うように修正する

この2段階を着実にこなせば、ほとんどの問題が解決するそうです。

ただ、その範囲は広大かつ専門的なので、本書では以下の大きく2つの要素に分類しつつ、個別の対処法を紹介しています。

【文明病を引き起こす要素】

1.炎症:人の細胞レベルで起こり、鬱や肥満、糖尿病といった様々な不調の原因だと考えられる。
2.不安:狩猟採集民と現代人の不安の性質は全く異なり、その食い違いが現代人の生産性を大きく低下させている。

これだけ聞いても抽象度が高いので、イメージがわかない人もいるかもしれませんが、本書では科学的根拠のもとにしっかり解説されています。

内臓脂肪と炎症

このブログでは特に炎症に焦点を当てて解説していこうと思います。

炎症は、体がなんらかのダメージを受けた時に発生し、有害な刺激を取り除こうと起動する人体に備わった防御システムです。

ただ、この炎症は目に見える箇所だけに起こるものではなく、例えば鼻詰まりなども炎症にあたります。

つまり、体のどこでも炎症が発生するわけです。

この炎症が文明病を引き起こしているわけですが、とてもわかりにくい形で起こります。

例えば、内臓脂肪は自動的に炎症性物質を発生させます。

「えっ!? 嘘でしょ!?」そんなリアクションが聞こえてきますが、私たちの体は内臓脂肪を異物と認識するみたいなのです。

内臓脂肪がある限り、脂肪細胞が分泌する炎症性物質が臓器に炎症を引き起こし続けるそうです。

これが続くと、血管を傷つけたり、動脈硬化を起こしたり、なんかわからないけど体調悪いって状態になってしまうのです。

もしかしたら、慢性的に体調がすぐれない原因は、内臓脂肪が引き起こす炎症にあるかもしれませんよ。

古代と現代のミスマッチパターン

内臓脂肪が引き起こす炎症の他にも、様々な炎症となる要因があります。

ただ、これも古代から現代になるにつれて、増えたり、少なくなったりしたものが引き金となって炎症が起きています。

ハーバード大学の古代人類学者ダニエル・リーバーマン氏は古代と現代のミスマッチが起きるパターンを以下の3つの枠組みでとらえています。

1.古代には少なかったものが、現代では豊富すぎる。
2.古代には豊富だったものが、現代では少なすぎる。
3.古代には存在していなかったが、近代になって現れた。

これら3つの要因が現代人の炎症を引き起こしているというわけですが・・・

古代から現代になるにつれて、例えば、狩猟時代には難しかった食料保存が、現代では可能になり内臓脂肪がつくようになり、自動的に炎症性物質を発生させています。
また、ハーバード大学の古代人類学者ダニエル・リーバーマン氏の以下の3つの要素が引き金となって炎症性物質を発生させているみたいです。
1.古代には少なかったものが、現代では豊富すぎる。
2.古代には豊富だったものが、現代では少なすぎる。
3.古代には存在していなかったが、近代になって現れた。
これら3つのパターンをできるだけ挙げてください。

とてもよい観点ですね。ダニエル・リーバーマン氏が言う「古代と現代のギャップによる炎症性物質の引き金」を、3つの要素に分けてできるだけ多く例を挙げてみます。

「古代と現代のギャップによる炎症性物質の引き金」

1.古代には少なかったものが、現代では豊富すぎる

(=過剰になって炎症を引き起こすもの)

  • 精製糖(白砂糖、果糖ブドウ糖液糖など)
  • 精製された炭水化物(白米、白パン、パスタ)
  • 飽和脂肪酸・トランス脂肪酸(ファストフード、加工食品)
  • 塩分(加工食品や外食に多い)
  • 動物性たんぱく質の過剰摂取(肉中心の食事)
  • 高カロリー食品全般(狩猟時代は常に不足していた)
  • 24時間照明による光(メラトニン分泌の乱れ → 慢性炎症)
  • 情報過多(ストレスホルモンの過剰分泌)
  • 座りすぎ(運動不足の一因として)

2.古代には豊富だったものが、現代では少なすぎる

(=不足が炎症を引き起こすもの)

  • 食物繊維(野草・根菜・果物に多い)
  • 微量栄養素(マグネシウム、亜鉛、鉄、ビタミンDなど)
  • 抗酸化物質(ポリフェノール、カロテノイド)
  • オメガ3脂肪酸(魚・木の実・草食動物の肉)
  • 日光曝露(ビタミンD合成不足)
  • 身体活動量(古代は1日数万歩以上歩いた)
  • 睡眠の質(自然のリズムで眠り、人工光に邪魔されなかった)
  • 社会的つながり(小規模な部族社会の密接な関係)
  • 自然環境との接触(森や土壌に触れることで得られる微生物)

3.古代には存在していなかったが、近代になって現れた

(=新たな刺激が炎症を引き起こすもの)

  • 超加工食品(人工甘味料、保存料、添加物)
  • 精製油(サラダ油、大豆油、コーン油などのリノール酸過剰摂取)
  • 化学物質(農薬、プラスチック由来物質、環境ホルモン)
  • 大気汚染(車や工場の排出物)
  • タバコ・電子タバコ
  • アルコールの常習的摂取
  • 慢性的な精神的ストレス(社会構造や仕事環境が原因)
  • ブルーライト(スマホやPCによる睡眠障害)
  • マイクロプラスチックや新しい病原体への暴露
  • 医療的要因(抗生物質の乱用 → 腸内細菌叢の乱れ)

📌 まとめ

  • 多すぎるもの(糖・脂肪・カロリー・情報・光)
  • 少なすぎるもの(食物繊維・栄養素・運動・自然・人とのつながり)
  • 新しく出てきたもの(加工食品・化学物質・ブルーライト・抗生物質)

が、現代人の慢性炎症の背景になっています。

結構思い当たる項目があったのではないでしょうか?

一応根拠もチャットGPTに質問し、以下にその一部を記しておいたので、気になる方はチェックしてみてください。

補足(根拠)

精製糖・高GI炭水化物:食後高血糖が酸化ストレスとNF-κB経路を介して炎症性シグナルを上げやすい。短期試験では急性の炎症反応がみられ、長期の指標(CRP等)に関しては研究間で結果が割れる点に注意。

超加工食品(UPF)と添加物:高糖・高脂・低繊維な設計に加え、乳化剤などが腸粘液層と腸内細菌を乱し、バリア低下→代謝性エンドトキシン血症→低度炎症を招きやすい。観察研究で炎症関連疾患リスク上昇が一貫。

食塩過剰:高塩は腸内環境と免疫を変え、Th17応答を高めオートファジー系や自己免疫性炎症を促進することが示されている(主に前臨床+一部ヒト)。

アルコール過剰:腸管透過性を高め内毒素血症を惹起し、肝・全身の炎症を増幅。腸内細菌叢の乱れも関与。

喫煙・受動喫煙:酸化ストレスと免疫活性化で全身の炎症性バイオマーカーを上げ、血管内皮にもダメージ。

大気汚染(PM2.5など):粒子が肺から全身に波及し、酸化ストレスとサイトカイン上昇を介して低度炎症を持続させやすい。

夜間の人工光・スクリーン光:概日リズムとメラトニン分泌を乱し、睡眠の質低下→炎症性サイトカイン・CRP上昇と関連。

社会的孤立・慢性心理ストレス:交感神経・HPA軸の慢性化で炎症性遺伝子発現が上がり、IL-6やCRP上昇と関連。

内臓脂肪の過剰:脂肪組織が内分泌臓器化し、IL-6・TNF-αなどの炎症性サイトカインと遊離脂肪酸を放出、全身の低度炎症とインスリン抵抗性を促進。

・日常の身体活動:骨格筋は動くと抗炎症性のマイオカインを放出し、免疫恒常性を整える。座位中心だとこのブレーキが効かない。

・食物繊維・未加工な多様な植物食:腸内細菌が繊維を発酵し短鎖脂肪酸(酪酸など)を産生、腸粘膜のバリア強化と制御性T細胞の誘導で抗炎症的に働く。

・オメガ3脂肪酸:レゾルビン等の炎症終結メディエーターを介して炎症の“引き際”を整える。n-6/ n-3のバランスも重要(n-6自体の炎症効果は一貫せず、総じてn-3を増やす方が確実)。

・良質な睡眠:睡眠不足は交感神経優位とサイトカイン上昇を招き、CRPなど炎症マーカーと相関。

・日光(ビタミンD):欠乏はCRP上昇など炎症マーカーと関連する報告があり、免疫調節に関与。

・多様な微生物曝露(自然・土壌・動物との接触等):免疫の調整能を鍛える“Old Friends”仮説。過度に清潔な環境や抗菌依存は免疫の偏りを生みやすい。

・食品添加物・人工甘味料・乳化剤:一部は腸内細菌叢と粘液層を乱しバリア機能を低下させ、低度炎症を誘発する可能性。

・工業化学物質(PFASやフタル酸など):内分泌かく乱や免疫修飾を通じ炎症マーカーとの関連が報告。

・マイクロプラスチック:経口・吸入で体内に入り、動物実験や細胞実験で炎症応答・酸化ストレス・腸内細菌叢の撹乱が示される。ヒトでの知見は進行中。

・夜間の強い人工照明・交代勤務:概日リズムの破綻が代謝と免疫の時刻合わせを崩し、慢性炎症や代謝異常リスクを押し上げる。

・抗生物質の頻用(特に乳幼児期):腸内細菌叢の形成が乱れ、後年のアレルギー・喘息など“炎症系疾患”と関連。必要時の適正使用が前提。

先にも言った通り、急に今までの習慣を改めるのは個人の意志では難しいと思いますし、逆にリバウンドを起こして余計に体調を悪化させる可能性もあります。

ただ、これらの要因によって体に炎症を発生させて、体調を悪化させていることも確かですので、そんな方はぜひ本書『最高の体調』をお読みいただくことをおすすめします。

まとめ

今回は、『最高の体調』を微要約し、主に文明病や炎症に焦点を当てて紹介してきました。

今回のチェックポイント
  • 文明病とは「近代社会の変化によって引き起こされる、現代に特有の病気や症状」のこと。
  • 文明病を引き起こす大きな要素は炎症と不安。
  • 古代から現代になるにつれて、増えたり、少なくなったりしたものが炎症を引き起こしている。

今回は炎症のみに焦点をあてて解説したのですが、もう一つの要素の不安にも文明病を引き起こす影響があるわけです。

そういった原因不明の体調不良を起こしているときは、どうしても気が落ちてしまうものですが、原因を探って色々試してみるのはとても大事なことだと思います。

個人的意見ですが、体調不良を起こす原因は「どこかで何かを思い込んで、感情の流入をストップさせてネガティブを溜めたからでは?」と睨んでいます。

最後までお読みいただきありがとうございました!よければブックマークしていただけると嬉しいです!

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